“屑屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くずや88.7%
くづや9.4%
くず1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして有用な観念はそういう所にこそ存する。全体としてはパリーが一番すぐれている。パリーでは、屑屋くずやに至るまで遊蕩児ゆうとうじである。
屑屋くづやの久吉さんと、御浪人の檜木ひのきさん、あの二人は、いつかはきつと私の命を狙ふに違ひないと父さんは言つて居ました」
「あの、屑屋くずいって。踊にゃないね、問屋でも芝居でもなけりゃ、それじゃ、ほかにゃねえ、屑い、屑いッて、かごかついだ、あれなんで?」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)