“地肌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じはだ90.9%
ぢはだ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリスチャンスタッドのあたりの大きなジャガイモばたけ——まだくろぐろと、地肌じはだを見せていました——の上を飛んだとき、ガンたちはさけびました。
溝渠インクラインはさぞ満々たる水をたたえて走っていると思いのほか、なんと一滴の水もなく、カラカラに乾き切って混凝土コンクリートの底は、灰色の地肌じはだを見せているのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
郷里ふるさとあこがれ、春の陽光ひかりを待ちわびている孤独な人達が、そろそろ雪が消えて、まばらに地肌ぢはだが見えかけて来た時、雪間ゆきまがくれに福寿草の咲いているのを見たら、どんなによろこぶことでしょう。
季節の植物帳 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)