“雪間”の読み方と例文
読み方割合
ゆきま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「払ひけるしるしも有りて見ゆるかな雪間ゆきまをわけて出づるいづみの」と、道長か倫子か知らぬがお歌を賜わった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
朝の八時すぎ、一時間ほど雪間ゆきまがあって陽が照ったが、間もなくまた降りついで大雪になった。
雪間 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ご存じの楚蟹ずわえの方ですから、何でも茨を買って帰って——時々話して聞かせます——一寸いっすん幅の、ブツぎりで、雪間ゆきま紅梅こうばいという身どころをろうと、家内と徒党をして買ったのですが
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)