“雪白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっぱく75.0%
せつぱく12.5%
せつはく6.3%
まっしろ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが道がまだ琵琶亭まで行きつかないうちに、早くもさっきの紅紐髷べにひもまげの男が、こんどは雪白せっぱく大肌脱おおはだぬぎとなって追ッかけて来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これらの幽遠いうゑんな周圍のなかに、影が高く立ち、積み夜具と枕に、雪白せつぱくのマルセイユ木綿の上掛うはがけが白く光つてゐた。
艇長ていちやう百三十フヒート全面ぜんめん雪白せつはく電光艇でんくわうていが、しづかに波上はじやううかんだときいさましさ、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ軍刀ぐんたうをかざして觀外塔上くわんぐわいたふじやうち、一聲いつせいさけ號令がうれいしたに、てい流星りうせいごと疾走しつさうした、第二だいに號令がうれいとも
嗚呼彼の楓の下の雪白まっしろの布をおおうた食卓、其処そこに朝々サモヷルが来りむ人を待ってぎんじ、其下の砂は白くて踏むにやわらかなあの食卓! 先生は読み
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)