“電光艇”の読み方と例文
読み方割合
でんくわうてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時(このとき)、電光艇(でんくわうてい)は遙(はる)かの沖(おき)から海岸(かいがん)に近(ちかづ)き來(きた)り、櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)は、無事(ぶじ)に一隊(いつたい)の水兵(すいへい)と共(とも)に上陸(じやうりく)して來(き)たので、陸上(りくじやう)の一同(いちどう)は直(たゞ)ちに其處(そこ)に驅付(かけつ)けた。
大佐(たいさ)ばかりでない、快活(くわいくわつ)なる武村兵曹(たけむらへいそう)も、其他(そのた)の水兵等(すいへいら)も、電光艇(でんくわうてい)より上陸(じやうりく)した一同(いちどう)は、悉(こと/″\)く色蒼(いろあほ)ざめ、頭(かうべ)を垂(た)れて、何事(なにごと)をか深(ふか)く考(かんが)へて居(を)る樣子(やうす)。
兎角(とかく)する程(ほど)に、海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)は試運轉(しうんてん)を終(をは)り、櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)は再(ふたゝ)び一隊(いつたい)を指揮(しき)して上陸(じやうりく)した。電光艇(でんくわうてい)は恰(あだか)も勇士(ゆうし)の憩(いこ)うが如(ごと)く、海岸(かいがん)間近(まぢか)く停泊(ていはく)して居(を)る。