“電光形”の読み方と例文
読み方割合
ジグザグ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、その歩行線を見ると、形状かたちの大きさに比べると、非常に歩幅が狭く、しかも全体が、電光形ジグザグに運ばれているのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところで、いざという時には、電光形ジグザグの進路をとるんです。絶えず羅針盤カムパスで、四十五度の旋回をやる。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして、衣嚢かくしから格子紙セクションの手帳を取り出して、階段の階数をかぞえ、それに何やら電光形ジグザグめいた線を書き入れたらしい。さすがこれには、検事も引き返さずにはいられなかった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)