“間近”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぢか79.6%
まぢ10.2%
まじか4.1%
まじ2.0%
まぢかく2.0%
まぢこ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お見せ。」……とも言はず、女太夫おんなたゆうが、間近まぢかから手をのばすと、逆らふさまもなく、頬を横に、びん柔順すなおに、ひざの皿に手を置いて
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
艇の出発はいよいよ間近まぢかになった。のこっているのは、飲料水の入ったたるがもうあと十個ばかりだった。一同は力をあわせて、この最後の荷物をはこびこんだ。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これをどうか湯に沸かして茶を拵えて飲んだらよかろうというので、その辺を駈け廻って野馬の糞を集めて来て沸かして居ると十二時間近まじかになって来た。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
帆村探偵ともあろうものが、ヒョイと立って手を伸ばせば届くような間近まじかに、何時間も坐っていた殺人犯人をノメノメと逮捕しそこなったのだった。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つかず逃たりしが惡者共は何所迄もと猶も間近まぢかく逐來おひきたる故に半四郎は如何にもして逃行んとするをり幸ひ脇道わきみちの有しかば身をひるがへして逃込を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
背後うしろ突抜つきぬけの岸で、ここにもつちと一面な水があおく澄んで、ひたひたと小波ささなみうねりが絶えず間近まぢこう来る。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)