“脇道”の読み方と例文
読み方割合
わきみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つかず逃たりしが惡者共は何所迄もと猶も間近まぢかく逐來おひきたる故に半四郎は如何にもして逃行んとするをり幸ひ脇道わきみちの有しかば身をひるがへして逃込を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
非常に疲れて、ひどく空腹に苦しみながら、私は脇道わきみちに外れて小徑に入り、まがきの根元にうづくまつて了つた。が、暫くも經たぬ内にまた歩き出した。
維新の際妙な行きがかりから脇道わきみちへそれて遂に成るべき功名をも成し得ず、同輩は侯伯たり後進は子男たり、自分は田舎いなかの老先生たるを見、かつ思うごとにその性情は益々ますます荒れて来て
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)