“脇腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきばら92.7%
わきっぱら4.9%
わきはら2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつの間にやら、第三コメディ「砂丘さきゅうの家」は幕となった。弦吾は同志帆立に脇腹わきばらを突つかれて、あわてて舞台へ拍手を送った。途端とたん
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おい、戦利品せんりひんだ」私は、帆村の脇腹わきっぱらをつついて置いてから例の男の上衣うわぎから失敬したものを、卓子テーブルの下にソッと取り出した。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小泉がよろめく所を、右の脇腹わきはらつきを一本食はせた。東組与力小泉淵次郎えんじらうは十八歳を一期いちごとして、陰謀第一の犠牲としていのちおとした。花のやうな許嫁いひなづけの妻があつたさうである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)