“腹部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はら41.7%
ふくぶ33.3%
おなか8.3%
アブトミナル8.3%
ポッポ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立つたり蹲んだりしてるうちに、何がなしに腹部はらが脹つて来て、一二度軽く嘔吐を催すやうな気分にもなつた。早く帰つて寝よう、と幾度いくたびか思つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
女房にようばうあるとし姙娠にんしんして臨月りんげつちかくなつたら、どうしたものか數日すうじつうち腹部ふくぶ膨脹ばうちやうして一うちにもそれがずん/\とえる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
腹部おなか病気びょうきでございました。はりされるようにキリキリと毎日まいにちなやみつづけたすえに、とうとうこんなことになりまして……。』
小さい子供にちょいちょい見受ける腹部アブトミナルの、そして厭忌アボミナブルすべき、膨張は驚く程である。これは子供達に苦痛を与えるだろうと思われる。
「ドッコイドッコイ……どうでえこの腹部ポッポのヤワヤワふっくりとした事は……トテモ千金せんきんこてえられねえや」
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)