“臨月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんげつ80.0%
うみづき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房にようばうあるとし姙娠にんしんして臨月りんげつちかくなつたら、どうしたものか數日すうじつうち腹部ふくぶ膨脹ばうちやうして一うちにもそれがずん/\とえる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小石姫は当時丁度臨月りんげつでございましたで、秋の夜露と消えました身の胎内たいないから男の子が丸々と生れ出ました。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
頑固かたくなな番頭さんが附いて居るのでございますから、只吉原の事ばかり案じて、若草は何うして居るか、九月が腹帯おびだと云ったから、来年の二月は臨月うみづきだが、首尾く赤ん坊が産れるか
来年の二月は臨月うみづきだアけれども、子を生んだ暁にゃア伊之さんは赤ん坊の父親てゝおやだから引取って貰わなければならねえのだが、伊之さんも堀切の寮で窮命してえるというから、私も案じられて