臨月うみづき)” の例文
頑固かたくなな番頭さんが附いて居るのでございますから、只吉原の事ばかり案じて、若草は何うして居るか、九月が腹帯おびだと云ったから、来年の二月は臨月うみづきだが、首尾く赤ん坊が産れるか
来年の二月は臨月うみづきだアけれども、子を生んだ暁にゃア伊之さんは赤ん坊の父親てゝおやだから引取って貰わなければならねえのだが、伊之さんも堀切の寮で窮命してえるというから、私も案じられて
それで手紙も寄越さないのだな、あんまりな不実な人だ、口惜くやしいと口へ出しちゃア云わないが、腹のうちで火の燃える様に思ってるうちに、この二月臨月うみづきの時なぞは、一通りならねえ口惜がりようで