“腹帯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はらおび33.3%
ベルト22.2%
おび22.2%
はらたい11.1%
ふくたい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、そのおんなのいきいきとしたかおと、あかくちびると、くろ腹帯はらおびと、ふとみじかあしとを、どういうものかわすれることができませんでした。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
酒樽を奪つてやれ! ——私達はそろひの蛇皮じやがは腹帯ベルトを絞め直して、何故かまた今日に限つて、妾をかくまつて呉れ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
頑固かたくなな番頭さんが附いて居るのでございますから、只吉原の事ばかり案じて、若草は何うして居るか、九月が腹帯おびだと云ったから、来年の二月は臨月うみづきだが、首尾く赤ん坊が産れるか
これから北方三十里ばかり隔たった閉伊川へいがわの岸腹帯はらたいという所の淵の主のもとにいったのだ。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
朝飯をたべて、暫く休んで、入浴してかえって横になっていると、傷の写真をとりますから腹帯ふくたいはあとになすって下さいということだ。
寒の梅 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)