“はらおび”の漢字の書き方と例文
語句割合
腹帯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、そのおんなのいきいきとしたかおと、あかくちびると、くろ腹帯はらおびと、ふとみじかあしとを、どういうものかわすれることができませんでした。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
よし/\と云いながら紙へくるんで腹帯はらおびあいだはさんで、時節を待ち、真実なおいさと夫婦になろうと思うも道理、二十三の水の出花でばなであります。
そして考えこむようにうつむいて上目をしながら、両手をふところにさし込んでかぎ腹帯はらおびらしい所にしまい込んだ。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
昨年さくねん、ご当地とうちで、おどおりいたしましたむすめは、さる地方ちほうにおいて、たわらかさねまするさいに、腹帯はらおびれて、非業ひごう最期さいごげました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
腹帯はらおびれて、みなみくにまちで、軽業かるわざおんなんだ。」といううわさが、だれか、新聞しんぶんいてあるのをたものか、かれみみはいったときに、かれはびっくりしました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)