“ベルト”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
調帯33.3%
調革25.0%
腹帯16.7%
帯裏8.3%
腹巻8.3%
革帯8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちにいよいよ手に負えなくなって、むやみに調帯ベルトをとめるので、だんだん罐がたまりこんで収拾のつかぬ状態になった。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そこから幹線動脈のように、調帯ベルトが職場の天井を渡っている主動軸メエンシャフトの滑車にかゝっていた。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
何処かに工場でもあると見えて、エンジンの音、ダイナモの音、調革ベルトの廻る音などが、可成りはげしく聞えていました。
頭のなかで働かしすぎた智恵の調革ベルトが引切れたとでも思いなさってよ。
百喩経 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
あそこに秘密の腹帯ベルトをしているのだな、と夫人はこっちからさり気なく白眼にらみをつけている。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
今宵こそは手控へなしに奴等の息の根を止めてやらうよ、酒樽を奪つてやれ! ——私達はそろひの蛇皮じやがは腹帯ベルトを絞め直して、何故かまた今日に限つて、妾をかくまつて呉れ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
それに、この薄暗い一画では、皮膚の色がさだかではないのですから、永らく僕らは、この白い帯裏ベルトの符号にあざむかれてきました。そして、あの悪鬼は、人影がなくなるまでここに隠れていて誰もいなくなると、今度は、潜望鏡を利用して外に脱け出ていたのです。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ヴァイオリンを弾く妖精・モリエレルの下男・キャロウの乞食・女装に厚化粧した変態の美青年・椅子直しのつのらっぱ・鳥のえさ売りの十八世紀の叫び・こうる天ずぼんの夜業工夫・腹巻ベルトに剃刀を忍ばせている不良少年アパッシェ・安物の絹のまとまったコティ製の女——これらがみんな露路と入口と鋪道をふさいで
案のじょう、膚に直接厳丈がんじょう革帯ベルトを締めていた。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)