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『梁上の足』
ふりがな文庫
『
梁上の足
(
りょうじょうのあし
)
』
晝間、街から持つて來た昂奮が、夜中私を睡らせなかつた。 おまけに、腦天を紛碎しさうな鋲締機の足踏みが、間斷なく私の妄想の伴奏をした。 私が、骨組み許りのビルヂングの作業場の前を通りかゝると、其處には今しがた何か異變でもあつたと見えて、夥しい …
著者
若杉鳥子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
はた
)
偸人
(
ぬすつと
)
調帶
(
ベルト
)