“調帯”の読み方と例文
旧字:調帶
読み方割合
ベルト100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがこの事件の才智の魔術ウィッチクラフト・オブ・ウィズダムさ。詳しく云うと、オフェリヤの裳裾と繰り出しの調帯ベルトに孔雀が驚くべき技巧を施したからなんだ。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そのうちにいよいよ手に負えなくなって、むやみに調帯ベルトをとめるので、だんだん罐がたまりこんで収拾のつかぬ状態になった。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そこは工場の心臓だった。そこから幹線動脈のように、調帯ベルトが職場の天井を渡っている主動軸メエンシャフトの滑車にかゝっていた。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)