“調戯”のいろいろな読み方と例文
旧字:調戲
読み方割合
からか70.0%
からかい16.3%
からかは2.5%
からかわ2.5%
からかひ1.3%
からかう1.3%
からかっ1.3%
じょうだん1.3%
なぐさみもの1.3%
なぶ1.3%
なぶり1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一番目の兄も、機嫌の好い時は、わざわざ奥から玄関まで出張って来る。そうしてみんないっしょになって、益さんに調戯い始める。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時自分は「岡田君この呉春偽物だよ。それだからあの親父が君にくれたんだ」と云って調戯半分岡田を怒らした事を覚えていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
のおさんは數衛といふで、髮結でしたが、村中で一いといふ評判でした。その髮結のおてられるとつて、さんは調戯れたものです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
冗談半分に相手になって、調戯れていた妹の様子は突然と変った。熱い石を氷の上に置くと見る見るめて来る。糸子は一度に元気を放散した。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なら調戯半分に、あなたは何かられて、を赤くしてゐましたね、どんない事をしたんですか位言ひかねない間柄なのであるが、代助には三千代の愛嬌が、から其場を取り繕ふ様に
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
とうとう清吉が声を上げて泣くまで調戯のが常である。
蝋人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうかね、生霊はおがらをいて迎え奉るものと思ってたが、やっぱり新体詩の力でも御来臨になるかい」と迷亭はまだ碁をそっちのけにして調戯ている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
調戯じゃない。君と僕とドッチが先きへ死ぬか、年からいったって解るじゃないか。」
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
しかも良人のあだかたきなる、二人の為に身をされて、調戯となれる事、もともといかなる悪業ぞや。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
圧制家利己論者と口ではいながら、お勢もついその不届者と親しんで、ばれると知りつつ、玩ばれ、調戯られると知りつつ、調戯られている。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「今夜は大分御機嫌だが」と昇も心附いたか、お勢を調戯だす。「この間はどうしたもンだッた? 何を云ッても、『まだ明日の支度をしませんから』はッ、はッ、はッ、憶出すと可笑しくなる」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)