“數衛”の読み方と例文
新字:数衛
読み方割合
かずゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わらんだむしろいてある爐邊ろばたで、數衛かずゑのこしらへてれた味噌汁おみおつけはお茄子なすかはもむかずにれてありました。たゞそれが輪切わぎりにしてありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ひな父親ちゝおや數衛かずゑつてむらでもきたないので評判ひやうばん髮結かみゆひですとは、まへにもおはなししていたとおもひます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
數衛かずゑうちむらなかでもずつとさかしたはうにありました。とうさんの小學校せうがくかう友達ともだち扇屋あふぎや金太郎きんたらうさんといふ子供こどもがありましたが、その金太郎きんたらうさんのうちよりもまだずつとしたはうでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)