“話”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなし54.3%
はな40.4%
ばなし3.3%
かた0.4%
0.2%
ぱなし0.2%
0.1%
はは0.1%
ばな0.1%
もう0.1%
やつ0.1%
コント0.1%
ストーリイ0.1%
ハナシ0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんとうに、毎日まいにちはたらいても、つまらないはなしだ。大金持おおがねもちになれはしないし、また、これという安楽あんらくもされない。ばかばかしいことだ。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なにか、こころからむすめよろこばせるようなうつくしいものはないものか。いくらたかくてもかねをばしまない。」と、両親りょうしんは、ひとはなしました。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「きっとそうだよ。ありそうで、なかったり、なおりそうで、なおらないようなものをむかしひとは、たとえばなしつくったのかもしれない。」
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
霎時しばらく聞かせたまへ。我今かりかたちをあらはしてかたるといへども、神にあらず仏にあらず、もと一〇五非情ひじやうの物なれば人と異なるこころあり。
然らば此の本づく所は何であるか。わたくしは蒙斎筆談を見んと欲して頗る窮した。蒙斎筆談とはいかなる書か。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「こんな馬鹿っぱなしはこれっくれえでたくさんだ。潮がもうずいぶんさして来たぜ。さあ、ホーキンズ船長、己の指図する通りにやるんだ。そうすりゃ船はすぐに走り出して片附いちまおうぜ。」
わたしことどもしたと
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
あいちやんは別段べつだんれをりたくはなかつてのですが、ドードてうあだかもだれかゞなにははすだらうとおもつてよどみましたが、ほかだれなんともはうとするものがなかつたので。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
無論むろん千葉ちばさんのはうからさとあるに、おやあの無骨ぶこつさんがとてわらすに、奧樣おくさま苦笑にがわらひして可憐かわいさうに失敗しくじりむかばなしをさぐしたのかとおつしやれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ああ、今夜唯今、与五郎芸人の身の冥加みょうがを覚えました。……ついては、新蕎麦の御祝儀に、じいが貴女に御伽おとぎもうす。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かく睡気ねむけます効目ききめのある話——それもなるたけ、あまり誰にも知られていないというやつを、此の場かぎりという条件で、しゃべることにしちゃ、どうだろうかね
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのコント——(もしくは金額コント)——に皆大笑いをしたが、だれも驚く者はなかった。
この鱗の堅さは、斧で叩き切ろうとしたら、刃先から火が出たというストーリイが、一般に信ぜられているくらいである。
異魚 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
出稼人デカセギニン根性コンジョウヤメヨ。フクロカツイデ見事ミゴト帰郷キキョウ被告ヒコクタル酷烈コクレツ自意識ジイシキダマスナ。ワレコソ苦悩者クノウシャ刺青イレズミカクシタ聖僧セイソウ。オ辞儀ジギサセタイ校長コウチョウサン。「ハナシ編輯長ヘンシュウチョウチタイモノワラワレマイ努力ドリョク
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
これを「いつか当に共に西牕の燭を剪りて、却つて巴山夜雨をする時なるべき」と読ませ
閑人詩話 (新字旧仮名) / 河上肇(著)