“効目”のいろいろな読み方と例文
旧字:效目
読み方割合
ききめ87.5%
きゝめ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれは、うんと言って頂かなきゃルチアノの顔が立たねえが、そんな強面こわもては百万だら並べたところで、先生にゃ効目ききめもありますまい。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
敵国は空中よりの爆弾が一向いっこう効目ききめがなくなったことを確認し、そして遂に、その軍用機整備の縮小を決行するに至った次第しだいであります。
産婆さんばほそ硝子がらすくだやうなものをつて、さいくちなかつよ呼息いきをしきりにんだが、効目きゝめまるでなかつた。うまれたものは肉丈にくだけであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
清祓式をつてはみるが、一向効目きゝめが無くて狂人きちがひは殖えるばかりなので、いつそ大社教の管長様を迎へたらといふ事になつて、さてこそ千家管長の乗込みになつた。