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効目
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きゝめ
ふりがな文庫
“
効目
(
きゝめ
)” の例文
旧字:
效目
産婆
(
さんば
)
は
細
(
ほそ
)
い
硝子
(
がらす
)
の
管
(
くだ
)
の
樣
(
やう
)
なものを
取
(
と
)
つて、
小
(
ち
)
さい
口
(
くち
)
の
内
(
なか
)
へ
強
(
つよ
)
い
呼息
(
いき
)
をしきりに
吹
(
ふ
)
き
込
(
こ
)
んだが、
効目
(
きゝめ
)
は
丸
(
まる
)
でなかつた。
生
(
うま
)
れたものは
肉丈
(
にくだけ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
清祓式を
行
(
や
)
つてはみるが、一向
効目
(
きゝめ
)
が無くて
狂人
(
きちがひ
)
は殖えるばかりなので、
寧
(
いつ
)
そ大社教の管長様を迎へたらといふ事になつて、さてこそ千家管長の乗込みになつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
果してさういふ風にあの湯が
効目
(
きゝめ
)
があるか何うか。それは知らないけれども、細君同伴で一まはりも湯治して来れば、屹度子供が出来るなどゝ言つたものであつた。
女の温泉
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
こんなやり方では出して貰へないことがよく
解
(
わか
)
つたゞらうね。私は
小細工
(
こざいく
)
は大嫌ひだよ。殊に子供がするなんて。計略は
効目
(
きゝめ
)
のないことを、私はお前に教へてやらねばならない。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
富樫 僕は、誰に頼まれたわけでもないんですが、
旧
(
ふる
)
くからの
誼
(
よし
)
みもあり、見るに見かねて再三忠告めいたことを云つてみたんです。全然
効目
(
きゝめ
)
がありません。丸で子供扱ひにされて駄目です。
ママ先生とその夫
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
▼ もっと見る
色こそ白くはならなかつたが、面皰のはうには十分
効目
(
きゝめ
)
があつた。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
此処の湯は、女の病気にも非常に
効目
(
きゝめ
)
があるといふことであつた。従つて浴客が常に絶ゆることがなかつた。それから
伯耆
(
はうき
)
に入つて、東郷湖畔に東郷温泉があつた。
女の温泉
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
醫者
(
いしや
)
は
又
(
また
)
自分
(
じぶん
)
の
用
(
もち
)
ひた
眠
(
ねむ
)
り
藥
(
ぐすり
)
が
比較的
(
ひかくてき
)
新
(
あた
)
らしいもので、
學理上
(
がくりじやう
)
、
他
(
た
)
の
睡眠劑
(
すゐみんざい
)
の
樣
(
やう
)
に
有害
(
いうがい
)
でない
事
(
こと
)
や、また
其
(
その
)
効目
(
きゝめ
)
が
患者
(
くわんじや
)
の
體質
(
たいしつ
)
に
因
(
よ
)
つて、
程度
(
ていど
)
に
大變
(
たいへん
)
な
相違
(
さうゐ
)
のある
事
(
こと
)
などを
語
(
かた
)
つて
歸
(
かへ
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
効
常用漢字
小5
部首:⼒
8画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“効”で始まる語句
効
効験
効果
効能
効力
効々
効性
効無
効驗
効能書