“効々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいがい66.7%
かひ/″\16.7%
かひかひ8.3%
かひがひ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰る時は、効々かいがいしくざっと干したのを端折はしょって着ていて、男に傘を持たせておいて、止せと云うに、小雨の中をちょこちょこ走りに自分でくるまを雇って乗せた。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幸堂氏は料理人いたばがするやうに、手拭てぬぐひたすき効々かひ/″\しくたもとを絞つて台所で俎板まないたを洗つてゐた。
くだんの騒動にて四辺あたり狼藉ろうぜきたるを、彼は効々かひかひしく取形付けてゐたりしが、二人はやがて入来いりくるを見て
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
三階に着くより静緒は西北にしきたの窓に寄り行きて、効々かひがひしく緑色のとばりを絞り硝子戸ガラスど繰揚くりあげて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)