“俎板”の読み方と例文
読み方割合
まないた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細い俎板まないたの様な簡単な手術台に黒い桐油紙を布いたのが二脚、捨て床几しやうぎの様に置かれてあるきりで、広い其の室はがらんとして居た。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
看板には本人の立姿と土俵入りの図、木戸口に俎板まないた大の駒下駄と畳一畳ぐらいの大かごを飾り、まずその図体の大きさを想わせる。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
養鶏談の長かりけるうちに眼前の料理場にてはレデーケーキも美事みごとに出来上り、一人の料理人はとり俎板まないたに載せてその肉をき始めたり。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)