“鶏”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
とり51.4%
にわとり28.6%
どり7.7%
かけ2.7%
にはとり2.3%
とつと1.2%
かけろ0.8%
かしは0.8%
くだかけ0.8%
トリ0.8%
(他:8)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鶏”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌(児童)4.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌4.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
近くの百姓家でとりが鳴くと、二人は期せずして黙りこんで、三つの眼が、あいだに置かれた乾雲丸の刀装とうそうに光った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
彼は夜着をはぐってもう一度顔を出した。が、よいまどいしたとりでもあったか、つづいてく鳥の声も聞えなかった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
草のごとく人をぎ、にわとりのごとく人をつぶし、乾鮭からさけのごとくしかばねを積んだのはこの塔である。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しばらくするとくまは、このときまで、まだ、うすぐらかたすみにじっとしているにわとりほういて、
汽車の中のくまと鶏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
半蔵は江戸の旅を、景蔵らは京都の方の話まで持ち出して、寝物語に時のたつのも忘れているうちに、やがて一番どりが鳴いた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
八蔵は農家の伜であるが、家には兄弟が多いので、彼は農業の片手間に飼いどり家鴨あひるなどを売り歩いていた。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
折からや苫をはね出て、舟縁の霜にそびえて、この朝のあか鶏冠とさかの雄のかけが、早やかうかうと啼きけるかも。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
折からや苫をはね出て、舟縁ふなべりの霜にそびえて、この朝のあか鶏冠とさかの雄のかけが、早やかうかうと啼きけるかも。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
それからといふもの、お月様つきさまおこつてれると、にはとりえぬやうにしてしまひました。
からすにはとり啼声なきごゑはと羽音はおとさはやかに力強くきこえる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
鳥屋とつとやの とつと
蛍の灯台 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
とつと 子鶏
十五夜お月さん (旧字旧仮名) / 野口雨情(著)
老らくのさびしごころか浜へ出てかけろ追ひゆく万祝衣まいはいをぢ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
蓬伸びかけろ群れたり隧道とんねるの断れ目の岨の光の崩れ 以下二首坂本の宿
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かしはが走つた
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
かしはが走つた
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
真白なるくだかけひとつ今朝けさみれば血にみてあり桜花はなのもと
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
「人を助くる身を持ちながら暁の鐘つく」糞坊主とひとしく、鶏の無情を恨んだ歌はウンザリするほどあって、就中なかんずく著名なは、『伊勢物語』に、京の男陸奥の田舎女に恋われ、さすがに哀れとや思いけん、往きて寝て、夜深く出でにければ、女「夜も明けばきつにはめけんくだかけの、まだきに鳴きてせなをやりつる」。
あさりありくトリも 塒にかへりきぬ。夕食ユフゲのつまをりに かゝらむ※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
羽毛ハネむしるトリはまだ生きてゐるのに
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
隠口こもりく泊瀬はつせの国に、さよばひにが来ればたなぐもり雪は降り来ぬ、さぐもり雨は降り来ぬ、つ鳥、きぎすはとよむ、家つ鳥、かひも鳴く。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
かひといふのはにわとり。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
漢名けいというも鶏はけいなり、能く時をかんがうる故名づくと徐鉉じょげんは説いたが、グリンムの童話集に、鶏声ケケリキとあったり、ニフィオレ島等で鶏をキオ、マランタ島等でクアと呼んだりするからすと、やはりその声に因って鶏(キー)と称えたのだ。
仲間なかま家鴨あひるからはかれ、ひよからははねでぶたれ、裏庭うらにわ鳥達とりたち食物たべものってむすめからはあしられるのです。
つ鳥キヾシはとよみ、家つ鳥カケも鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
にはつどりカケは鳴く。
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一、一犬一ケイタリト盗ム者ハ斬
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
電気代りの回転装置をかけて、耳慣れぬユーゴの流行唄はやりうたの二つ三つを聞かせてくれたり、それが終るとまた三人で食卓を囲んで、湯気の出るスープやチキンのソテーや
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
それから美しいチーたちの群がっている彼女らの巣窟へと連れて行ってくれるのでした。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
藁ぶきに ニハトリさけぶ賤がカド。一もと柳 昼しづかなり○
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)