“雉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きじ84.4%
きぎす5.2%
きイじ1.3%
きぎし1.3%
きざし1.3%
きぢ1.3%
1.3%
1.3%
キギシ1.3%
キヾシ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ざまあ見やがれ。きじも鳴かずば撃たれめえ。腕を一本放しちまえば、あとは出血多量で極楽へ急行だよ。じゃあ刑事さん、あばよ」
さよばひにが来ればたなぐもり雪は降り来ぬ、さぐもり雨は降り来ぬ、つ鳥、きぎすはとよむ、家つ鳥、かひも鳴く。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
きイじきイじきじぐるま
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大伴家持作、暁に鳴くきぎしを聞く歌、という題詞がある。山が幾重にもたたまっている、その山中の暁にきじが鳴きひびく、そして暁の霧がまだ一面に立ちめて居る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
武蔵野むさしぬ小岫をぐききざしわかにしよひよりろにはなふよ 〔巻十四・三三七五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
野兎の子ときぢの子と住んでる山が山火事だ
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
熒惑けいわく明らかならざればすなわち兎を生む〉とあやしい説を引き居る。
木はあしが風に靡くやうにぎ倒され、人は倒れる家の下に圧しつぶされないやうに気狂ひのやうに野原へ逃げようとしたが、震へる地上に足場を失つて、つまずき倒れた。
キギシ」「我妹ワギモ」「ツルギ」「シギ」「陽火カギロヒ」「漕ぎ」「ぎ」「継ぎ」「仰ぎ」などの「ぎ」には(甲)類に属する文字を用い
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
隠国コモリクの泊瀬国に、さヨバひにが来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。さ曇り雨はふり来ぬ。つ鳥キヾシはとよみ、家つ鳥カケも鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。入りて朝寝む。此戸開かせ(万葉巻十三)
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)