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初蝉
ふりがな文庫
“初蝉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はつぜみ
85.7%
はつせみ
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はつぜみ
(逆引き)
初蝉
(
はつぜみ
)
が鳴き金魚売りが通る。それでも子供の声がすると「また、ひろ子のやつが——」と
呟
(
つぶや
)
きながらまきは駆け出して行つた。
蔦の門
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
初蝉
(
はつぜみ
)
の声が静かだった。ふだんは
詣
(
もうで
)
る人も極めて稀な
貴船山
(
きぶねやま
)
の
奥之社
(
おくのやしろ
)
に、今し方、誰か
柏手
(
かしわで
)
を打って拝殿のあたりから去って行く気配と思うと
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
初蝉(はつぜみ)の例文をもっと
(6作品)
見る
はつせみ
(逆引き)
城の奥は、若葉のみどりにつつまれて、時折、
初蝉
(
はつせみ
)
の声がするほか、
寂
(
じゃく
)
としている。しかもなお今朝から登城した諸将で
退
(
さが
)
って来るものは一名もなかった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
初蝉(はつせみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
蝉
漢検準1級
部首:⾍
15画
“初蝉”と季節(夏)が同じ季語
食物|
筍
初鰹
木苺
楊梅
越瓜
行事|
川開
神田祭
富士詣
峰入
薬玉
植物|
葉桜
蓮花
向日葵
時候|
白夜
薄暑
梅雨明
立夏
三伏
天文|
五月雨
梅雨
雷雨
夕立
日盛
地理|
苔清水
噴井
卯波
泉
土用波
動物|
守宮
海月
蝉
蛆
蛍火
人事|
登山
赤痢
絵扇
打水
夜店
“初蝉”と分類(動物)が同じ季語
春|
子猫
仔馬
雉
蛙
孕鹿
夏|
黄金虫
残鶯
蝙蝠
蛍
海月
秋|
芋虫
雁
鵯
鹿
蓑虫
冬|
狐
千鳥
冬眠
白鳥
寒雀
新春|
初烏
初声
初鶏
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬
“初蝉”のふりがなが多い著者
吉川英治
岡本かの子
山本周五郎