“盛夏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいか71.4%
まなつ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべてスポーツにかんするもので、ちょうど盛夏せいかちかづいたから、山岳さんがく風景ふうけいや、溪谷けいこく海洋かいようのけしきなどが、にもしたしまれたのであります。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしなどは盛夏せいかの食べ物に困りきっている時など、大いにそれで助けられ、大船おおふなから暑さを意とせず、毎日のように新橋へと足をのばしたものである。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
それは盛夏まなつのことで、その妾は朝顔の模様を染めた浴衣を着ていたとかというので、その以来、朝顔が不思議にこの屋敷にたたるのであった。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鳥が飛び過ぎると忽ちにちるというので、その樹にはせいがあると伝えられていたが、寿がそれにも法を施すと、盛夏まなつにその葉はことごとく枯れ落ちて