“蝦蛄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃこ50.0%
しやこ50.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湾の南方を、町から当面とうめん出島でしまをかけて、蝦蛄しゃこう様にずらり足杭あしくいを見せた桟橋さんばしが見ものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
お前のその蝦蛄しゃこもののようになった、両手の指を、かわがわってめろと言え。……いずれ剣劇や活動写真が好きだろう。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「もう少し複雑な味をした半熟卵があったら旨かろうな。中にかにえび蝦蛄しゃこなんかが入っていたらさぞ旨かろうな」。
きっと裏口から飛び出す蝦蛄しゃこを押えたりするのもおもしろいものだが、それよりも私の好きなのは
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
それを聞くと、ばばは、骨ばった体をらして、蝦蛄しゃこのように暴れた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その和子はかくなる歳を、老いづくを、蟹や蝦蛄しやこさもこそあらめど、身の老の、その海老腰の、おのれ知らずて。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
灣の南方を、町から當面の出島をかけて、蝦蛄しやこの這ふ樣にずらり足杭を見せた棧橋が見ものだ。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
拳固げんこ……つねもち、……あかいお團子だんご。……それが可厭いやなら蝦蛄しやこ天麩羅てんぷら。」と、ひとツづゝ句切くぎつて憎體にくたらしくふしをつける。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あのよろし蟹よ蝦蛄しやこよ、それよこれよ、そをめせ、かくめせとあはれ、中つつき、からほじりあはれ。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
厨戸くりやどは夏いち早し水かけて雫したたる蝦蛄しやこのひと籠
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)