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蝦蛄
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しやこ
ふりがな文庫
“
蝦蛄
(
しやこ
)” の例文
灣の南方を、町から當面の出島をかけて、
蝦蛄
(
しやこ
)
の這ふ樣にずらり足杭を見せた棧橋が見ものだ。雨あがりの漁場、唯もう
腥
(
なまぐさ
)
い、腥い。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「
拳固
(
げんこ
)
……
抓
(
つね
)
り
餅
(
もち
)
、……
赤
(
あか
)
いお
團子
(
だんご
)
。……それが
可厭
(
いや
)
なら
蝦蛄
(
しやこ
)
の
天麩羅
(
てんぷら
)
。」と、
一
(
ひと
)
ツづゝ
句切
(
くぎ
)
つて
憎體
(
にくた
)
らしく
節
(
ふし
)
をつける。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その和子はかくなる歳を、老いづくを、蟹や
蝦蛄
(
しやこ
)
さもこそあらめど、身の老の、その海老腰の、おのれ知らずて。
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あのよろし蟹よ
蝦蛄
(
しやこ
)
よ、それよこれよ、そをめせ、かくめせとあはれ、中つつき、
殻
(
から
)
ほじりあはれ。
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
厨戸
(
くりやど
)
は夏いち早し水かけて雫したたる
蝦蛄
(
しやこ
)
のひと籠
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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厨戸
(
くりやど
)
は夏いち早し水かけて雫したたる
蝦蛄
(
しやこ
)
のひと籠
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
洗へ妻、
蝦蛄
(
しやこ
)
のひと籠
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“蝦蛄”の意味
《名詞》
シャコ。口脚目シャコ科に属する甲殻類の総称。
(出典:Wiktionary)
“蝦蛄(シャコ)”の解説
シャコ(蝦蛄、青龍蝦)は、軟甲綱トゲエビ亜綱シャコ目(口脚目、シャコ類)に分類される甲殻類の総称、もしくはそのうちのシャコ科シャコ属に属する1種(学名: Oratosquilla oratoria)の和名。本項目では主に後者について扱う。寿司ダネなどになる食用種としてよく知られる。地方名にシャコエビ、ガサエビ、シャッパなどがある。
(出典:Wikipedia)
蝦
漢検準1級
部首:⾍
15画
蛄
漢検1級
部首:⾍
11画
“蝦”で始まる語句
蝦夷
蝦蟇
蝦
蝦蟇口
蝦蟆
蝦夷地
蝦夷松
蝦夷菊
蝦茶
蝦夷錦