“しやこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蝦蛄60.0%
車庫20.0%
硨磲10.0%
這個10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拳固げんこ……つねもち、……あかいお團子だんご。……それが可厭いやなら蝦蛄しやこ天麩羅てんぷら。」と、ひとツづゝ句切くぎつて憎體にくたらしくふしをつける。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ひさしい以前いぜんだけれど、大塚おほつか火藥庫くわやくこわき、いまの電車でんしや車庫しやこのあたりにんでときあたかはるすゑころ少々せう/\待人まちびとがあつて、とほくからくるまおとを、ひろ植木屋うゑきやにはめんした
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
厚さ千貫目ほどもある 硨磲しやこの貝殼が眺望してゐる。
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
心中を涅槃ねはんにくつつけたやうなところがあるが、生中なまなかさういふ小乗に行かなかつたところに、却つてかれの勇者たり智者たるところがあるのであつて、這個しやこ仏性ぶつせいありと言はずには居られない。
西鶴小論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)