定本青猫ていほんあおねこ01 定本青猫01 ていほんあおねこ
宇宙は意志の現れであり、意志の本質は惱みである シヨウペンハウエル 「青猫」の初版が出たのは、一九二三年の春であり、今から約十年ほど昔になる。その後ずつと絶版になつて、市上に長く本を絶えて居た。元來、詩集といふものは、初版限りで絶本にすると …
作品に特徴的な語句
生活らいふ 接吻きす せま おのづ 哀傷ペーソス 幻像いめぢ 哀愁ペーソス 器物うつは 幻像いめいぢ 大風たいふう 心臟こころ 泥土ねばつち 球形まり 生涯らいふ あひだ 天幕てんまく 婦人をんな 思惟しゐ がた しに 毛布けつと なま 久遠くをん 商賣あきなひ 夕餉ゆふげ よる 天幕てんと 尻尾しつぽ きれ 廚子づし 時間とき 洋燈らんぷ けだもの 相貌すがた 瞳孔ひとみ 砂風すなかぜ 硨磲しやこ 穢土ゑど べに はね ぐさ 草履ざうり 草本さうほん 護謨ごむ 賭博ばくち 鐵葉ぶりき とんび にはとり 人氣ひとけ くさむら くちばし 姿すがた かかあ 家鴨あひる ちまた 希望のぞみ 幻覺まぼろし なさけ 懶惰らんだ 招牌かんばん 明朝あした かさ すもも はしら 梅雨つゆ にれ はん ぶな 機歌はたうた 歌口うたぐち 毛衣けごろも 沓音くつおと 泥土でいど 海豹あざらし 海龜うみがめ 燈火ともしび 燒地やけち かき こうし けもの いらか 生命いのち 生物いきもの 田畑たはた 白晝まひる 眞紅しんく 碎片かけ ともづな 羊齒しだ つばさ はらわた 臥床ふしど 草叢くさむら きのこ