“羊齒”の読み方と例文
新字:羊歯
読み方割合
しだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから又苔類、士馬※すぎごけ類、羊齒しだ類、木賊とくさ類、蘇鐵そてつ類、公孫樹いてふ類、被子植物の中の單、雙子葉顯花植物類等にも、發光する種類があるさうだ。
光る生物 (旧字旧仮名) / 神田左京(著)
妙見越めうけんごえを過ぎると頂上で、杉の大木が密生して居る。そこにも羊齒しだや笹の疎らな間にほつほつと胡蝶花の花がさいて居る。一層しをらしく見える。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その松林が燒けるとバラやイチゴや羊齒しだ類の坊主山になるが、そこに少しでも熊笹の根があると、すべてがこの笹の繁殖の爲めに征服されてしまふ。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)