“しだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シダ
語句割合
羊歯39.7%
枝垂22.9%
歯朶15.6%
志太3.9%
羊齒3.9%
仕出3.9%
為出2.2%
齒朶2.2%
1.1%
0.6%
糸垂0.6%
下垂0.6%
信太0.6%
做出0.6%
做初0.6%
0.6%
發出0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羊歯に似た、ヘゴといふ植物が富岡には珍しい。ダラットの奥地にもこの羊歯は到るところに繁つてゐた。内地の鬼羊歯に似てゐる。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
其処へ何も知らない乳母は、年の若い女房たちと、銚子高坏を運んで来た。古い池に枝垂れた桜も、を持つた事を話しながら。……
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大木には蔦が青々と萌え、切株をとりまいて歯朶が生えている。毛虫だっているのである。そうしての葉の蔭に、狸が眼を開けているのである。
畳まれた町 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
志太朝日奈の如きはよい生紙の産地でまた周智鍛冶島などにも仕事が続きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
妙見越を過ぎると頂上で、杉の大木が密生して居る。そこにも羊齒や笹の疎らな間にほつほつと胡蝶花の花がさいて居る。一層しをらしく見える。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「いや、ようござんすよ。どうせね、わたしなンざ当身をくらってひっくりかえる芝居の仕出しなみ。文句を言えた柄ではありやせんのさ」
陸のると、二番位演奏があって、その上で酒飯が出た。料理は必ず青柳から為出した。嘉永四年に渋江氏が本所台所町に移ってからも、この出稽古は継続せられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そして此等の蚊は齒朶の間から出て來るとのことであつた。部屋の前面にある崖には其齒朶が澤山生えてゐた。
横山 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
糸檜葉の見ればにも夕光および暮れがたみあり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なお、「面形の忘れむ大野ろにたなびく雲を見つつ偲ばむ」(同・三五二〇)も類似の歌であるが、この「国溢り」の歌が一番よい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
れむつつばせ 〔巻十四・三五一五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
彼が鍾愛して措かない糸垂れ桜の巨木は、わけても、この庭の王妃のように咲き誇っていたが、常とちがって、今朝は、内蔵助の眸に、その白い花の一つ一つが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
内蔵助は、良雪のしてくる眸へね返すような眸をちらと向けた。次にはむッつりと顔を横にし、この四五日のうちにすっかり色のせた糸垂れ桜へ向って、脣を結んでいるのだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よく見ると、大きな枸杞下垂れ枝が、薄紫の小さな花を一杯つけてるのだった。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
常陸の信太郡はいにしえの日高見国だとあるのも、日高見すなわちヒダの住みかたる地方がふつうにヒダと呼ばれ、それが転じてシダとなったので
ト今まで黙想していた文三が突然無茶苦茶に高笑を做出したが、勿論秋毫可笑しそうでは無かッた。シカシ少年の議論家は称讃されたのかと思ッたと見えて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
私が何とかいってすと、今までと打って変って反対に、「それは君、君は誤解している。紅葉はんな男じゃない。君、今度は十分肝胆を披瀝して話して見給え、」とに紅葉の弁護を做初した。
右近の馬場を右手に見て、何れ昔は花園の里、霜枯れし野草を心ある身に踏みきて、太秦わたり辿り行けば、峰岡寺の五輪の塔、の空に形のみ見ゆ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
……板縁で、がさ/\がさ/\と發出した……彼方へ、此方へ、が、ものでも引摺るやうで、く、とが、に、つてるるとつた
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)