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糸垂
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しだ
ふりがな文庫
“
糸垂
(
しだ
)” の例文
彼が
鍾愛
(
しょうあい
)
して措かない
糸垂
(
しだ
)
れ桜の巨木は、わけても、この庭の王妃のように咲き誇っていたが、常とちがって、今朝は、内蔵助の眸に、その白い花の一つ一つが
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
内蔵助は、良雪の
圧
(
お
)
してくる眸へ
刎
(
は
)
ね返すような眸をちらと向けた。次にはむッつりと顔を横にし、この四五日のうちにすっかり色の
褪
(
あ
)
せた
糸垂
(
しだ
)
れ桜へ向って、脣を結んでいるのだった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
“糸垂”で始まる語句
糸垂柳