“しのだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シノダ
語句割合
信田57.1%
篠田35.7%
信太7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鏡子は弟の様に思つて居る京都の信田しのだと云ふ高等学校の先生が、自分は一人子ひとりごむすめよりも他人の子の方をはるかに遥に可愛く思ふ事
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
聴水がうたへば黒衣が舞ひ、彼が篠田しのだの森をおどれば、これはあり合ふ藤蔓ふじづるを張りて、綱渡りの芸などするに、金眸ますます興に入りて、しきりに笑ひ動揺どよめきしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
この大水郷をめぐって、結城ゆうき新治にいばり、筑波、豊田、猿島さしま、相馬、信太しのだ真壁まかべの諸郡があり、その田領でんりょうの多くは——というよりは、ほとんどが、この地方の源平二氏の分野になっていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)