“田領”の読み方と例文
読み方割合
でんりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当然、父は、あとの小さい子供らと、一代に開拓した遺産の田領でんりょうとを、そっくり、叔父共の良心に托して逝ってしまった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この大水郷をめぐって、結城ゆうき新治にいばり、筑波、豊田、猿島さしま、相馬、信太しのだ真壁まかべの諸郡があり、その田領でんりょうの多くは——というよりは、ほとんどが、この地方の源平二氏の分野になっていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
亡父国香の田領でんりょうの一半は、お礼として、あなたに献上しよう。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)