“信太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シダ25.0%
シノダ25.0%
しだ25.0%
しのだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此幡が、今様の旗でないことは、信太シダの国の地名譚のしでと云ふ語から見ても知れる。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
恋人を死なして乱心した安倍安名が、正気に還つて来たのは、信太シノダの森である。狩り出された古狐が逃げて来る。安名が救うてやつた。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
常陸の信太しだ郡はいにしえの日高見国だとあるのも、日高見すなわちヒダの住みかたる地方がふつうにヒダと呼ばれ、それが転じてシダとなったので
この大水郷をめぐって、結城ゆうき新治にいばり、筑波、豊田、猿島さしま、相馬、信太しのだ真壁まかべの諸郡があり、その田領でんりょうの多くは——というよりは、ほとんどが、この地方の源平二氏の分野になっていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)