“信太妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シノダツマ50.0%
シノダヅマ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下女は又、河童が人間の女にばけて、お館の殿と契りを結んで、子を生んだ後、見露されてカハに飛び入り、海へ帰つた水界の信太妻シノダツマの話を伝へる、殿川トノカハ屋敷の古いカハの、今も麦谷にあることを告げた。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
表題は「信太妻シノダヅマ」である。併しこれにも、尚今一つ前型があるので、その正本はどこにあるか訣らないが、やはり同じ名の「信太妻」といふ説経節の正本があつたやうである。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)