信太シダ)” の例文
此幡が、今様の旗でないことは、信太シダの国の地名譚のしでと云ふ語から見ても知れる。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
黒坂命葬送の様は、赤幡・青幡入り交つて、雲虹の様に飜つて、野や路を照したので時の人、幡垂ハタシデの国と言うたのを、後人が、信太シダの国と言ふ様になつた(常陸風土記逸文)とある。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)