“田畑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たはた53.8%
でんぱた25.6%
たばた7.7%
でんばた7.7%
てんばた2.6%
でんち2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方(ぱう)が小高(こだか)い土手(どて)に成(な)ると、いまゝで吹(ふ)いて居(ゐ)た風(かぜ)が留(や)むだ。靄(もや)も霞(かすみ)もないのに、田畑(たはた)は一面(めん)にぼうとして、日中(ひなか)も春(はる)の夜(よ)の朧(おぼろ)である。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
永年(ながねん)の繁盛ゆえ、かいなき茶店(ちゃみせ)ながらも利得は積んで山林田畑(でんぱた)の幾町歩は内々できていそうに思わるれど、ここの主人(あるじ)に一つの癖あり
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
小玉(こだま)君や横光(よこみつ)君、それに田畑(たばた)君などは、春木少年ひとりにだしぬかれたことをくやしがって、こんど何かあったら、きっと自分たちも、仲間に入れてくれとせがんだ。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
御影(みかげ)に住んでゐる男が、国元に相応(かなり)な田畑(でんばた)を持つてゐるので、小作米の揚つたのを汽車で送らせて、御影の家で貯(たくは)へてゐるのがある。
夫婦も以前は相応な百姓であったが、今から八九年前出水(でみず)があって、家も田畑(でんち)もすっかり流されてしまった。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)