“永年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながねん85.7%
えいねん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永年(ながねん)の繁盛ゆえ、かいなき茶店(ちゃみせ)ながらも利得は積んで山林田畑(でんぱた)の幾町歩は内々できていそうに思わるれど、ここの主人(あるじ)に一つの癖あり
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
永年(ながねん)しまっておいた油(あぶら)は、もうこればかしになってしまった。もうすこし長(なが)く月日(つきひ)がたったら、油(あぶら)は、一滴(てき)もなくなってしまっただろう……。
びんの中の世界 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「麹町三丁目家主共 其方共 店内に差置(さしおき)候醫師村井長庵儀は身分慥(たし)かならざる者に之あり候處存(ぞん)ぜずとは申ながら永年(えいねん)差置候段不屆に付叱(しか)り置」
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
永年(えいねん)彼と交際をしたどの月にも、どの日にも、余はいまだかつて彼の拙を笑い得るの機会を捉(とら)え得(え)た試(ためし)がない。また彼の拙に惚(ほ)れ込んだ瞬間の場合さえもたなかった。
子規の画 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)