“永生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいせい50.0%
ながいき25.0%
かぎりなきいのち12.5%
ながい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いな、幸徳らの躰を殺して無政府主義を殺し得たつもりでいる。彼ら当局者は無神無霊魂の信者で、無神無霊魂を標榜ひょうぼうした幸徳らこそ真の永生えいせいの信者である。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「よくまあ、婆やのことを忘れずに来て下すつたのう。おゝ/\、永生ながいきはしたいものぢやわい。それで、お坊ちやんはお幾つにおなんなすつたかな?」
川を遡りて (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
これと同じく我等が罪の奴隷となりて悲しむべき境遇に陥る時に、神は其の独子ひとりごイエス・キリストを遣はして我等を罪の囚禁より救ひ出して、永生かぎりなきいのちをもつべきこのつとめに導きたまふなり。
主のつとめ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ヤレ錬金だの、仙丹だのと、金持ちになることと永生ながいきすることとを、セッセとお館に進めている、彼奴きゃつ決して方術師ではなく、精々のところ手品使い、初歩の忍術しのびの使い手に過ぎない。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)