“標榜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうぼう95.9%
へうばう2.7%
ひようぼう1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くだれる世に立って、わが真を貫徹し、わが善を標榜ひょうぼうし、わが美を提唱するの際、拖泥帯水たでいたいすいへいをまぬがれ、勇猛精進ゆうもうしょうじんこころざしを固くして
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すると戦争のまだ落着しないうちから、年来独逸ドイツによつて標榜へうばうされた軍国的精神なるものは既に敵国を動かし始めたのである。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
然れどもこれを作詩の中心とし本義としてことさらに標榜ひようぼうする処あるは、けだし二十年来の仏蘭西新詩を以て嚆矢こうしとす。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)