“ひょうぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
標榜98.6%
漂茫1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる実行的人生の理想または帰結を標榜ひょうぼうすることでないか。もしそうであるなら、私にはまだ人生観を論ずる資格はない。
だれよりも自分はまじめな人間であると標榜ひょうぼうしている人が、そんな常識で想像もできぬようなことを仕組んで愛人をそっと持つなどということは
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)
すると彼の眼はまたもあの漂茫ひょうぼうとした遠い考えのようなものを焦点もなく浮べているのであった。右手に持った差料をぼんやり左手に持ちかえていた。家臣たちの緊張も目にとまらなかったらしい。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)