“永劫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいごう76.4%
えいごふ10.8%
とは2.5%
とわ2.5%
とこしえ1.9%
とことは1.9%
えいがう0.6%
えいがふ0.6%
えうがふ0.6%
えうごふ0.6%
とこしへ0.6%
やうごふ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴方は、たぶんその符合を無限記号のように解釈して、永劫(えいごう)悪霊の棲む涙の谷——とくらいに、この事件を信じておられるでしょう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
と咄嗟に、私にも蒼空の下には飛び出せない我身の永劫(えいごふ)遁(のが)れられぬ手械足枷(てかせあしかせ)が感じられ、堅い塊りが込み上げて来て咽喉(のど)もとが痞(つか)へた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
永劫(とは) の 憂ひ を 布(し)くは 如何に。
地なる響 (新字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
そう尊く思うが故に、わしは彼(あ)の人々の為(し)た事を、日月(じつげつ)のように、永劫(とわ)に新しく、永劫に真美の光を失わせとうない気がした。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう、彼女の啜(すす)り泣きは、永劫(とこしえ)にやんでいた。——俯(う)っ伏した黒髪は、血しおの中へ、べっとりと乱れ、手はかたく懐剣(かいけん)の柄を握っていたのである。
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見よ、永劫(とことは)の嚴(いづ)の苑(その)、光のにほひ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
いつも眞赤(まっか)になってゐる……其(その)姫(ひめ)の脣(くちびる)から永劫(えいがう)死(し)なぬ天福(てんぷく)を窃(そっ)と盜(ぬす)むことも出來(でく)る、ロミオにはそれが能(かな)はぬ。
そして永劫(えいがふ)の或期間だけ蓋の形を保續して來た、要するに集(あつ)まツた人の力が歳月(さいげつ)と闘(たゝか)ツて來たのだ。雖然戰ツた痕跡(こんせき)は、都て埃の爲に消されて了ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
誰が罪ぞ永劫(えうがふ)くらきうづしほの中(なか)にさそひし玉と泣くひと
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子、増田雅子、与謝野晶子(著)
さば永劫(やうごふ)朽ちもせで
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)