“俯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつむ31.2%
28.7%
16.0%
うつ10.5%
うつぶ3.4%
1.3%
1.3%
1.3%
ウツム1.3%
かが0.8%
0.8%
0.8%
のめ0.8%
うづむ0.4%
かゞ0.4%
ふし0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄暗い浴槽の中ですが、慣れた眼には、たった一と目で、その中に若い女が、きになって、上半身を沈めているのが判ったのです。
内儀は賊の姿を見るより、ペったりとを折り敷き、その場に打ちして、がたがたといぬ。白糸の度胸はすでに十分定まりたり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いいそうに伝兵衛がいうと、お那珂は、畳へ手をついて、何かいうつもりなのが、そのまま、泣きじゃくって、してしまった。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんどは少し大声で呼ぶと、何と感づいたかN君は、何か落し物でもしたように、足許へ顔をむけてグルグル舞いをするのである。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
手紙を三四行読みかけた時、お文がこんなことを言つたので、源太郎は手紙の上にいたなりに、首をぢ向けて、お文の方を見た。
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)
力のったれ声で云って、両手で耳のぎ、眼を潰って、顔を畳へ打つしにするのであった
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と、やっと一段落ついたところでお春を部屋の外へ追いやり、そのままテーブルに突っして心の衝撃の静まるのを待った。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「先生、昨夜の連中は毒瓦斯にやられたそうです。症状からみると一酸化炭素の中毒らしいですが、どうも可哀想なことをしました」と松ヶ谷学士は下をいた。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
玉が再、砂の上につぶ/″\竝んで見える。しく拾はうとする姫のいた背を越して、流れる浪が、泡立つてとほる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこでかれはんだ——もっともかねてリュウマチスに悩んでいるから、やっとの思いでんだ。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
軍夫たちは、一斉に、わっと喚き合って、草の中へした。——間をいて、また十発ばかり弾が飛んで来た。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前へめるやうな気がして、人々は思はず、荷の上の油紙を引き寄せ、腰から下へ、前垂代りにかけながら、水面の恐ろしい傾斜を、まざまざと正面に見せつけられた
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
太い、逞ましい喬木でも、が朽ちているから、うっかりると枝が折れて、コイワカガミや、ミヤマカタバミの草のったりする。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
はしばらくさしいてんでられましたが、その次第にそのしづつびてまいりました。お前後をつづりわせると、大体それはぎのような次第でございました……。
滅入るやうに前にんで、又ひとうねりの大波を乗つ越すと、瀬の水は白い歯を剥き出して、船底をがりがり噛み始める、水球が飛び散つて、舷側は平手で、ぴちやぴちや叩かれる音がする
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
うちすぎて、頂辺を射られるな。水のうえにて身づくろいすな。物の具に透間あらすな。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)