天竜川てんりゅうがわ
山又山の上を、何日も偃松の中に寝て、カアキイ色の登山服には、松葉汁をなすり込んだ青い斑染が、消えずに残つてゐる、山を下りてから、飯田の町まで寂しい宿駅を、車の上で揺られて来たが、どこを見ても山が重なり合ひ、顔を出し、肩を寄せて、通せん坊をし …
作品に特徴的な語句
かゞ ちぢ 御供ほや きやう 河内かうち 帆布カンヴアス 漏斗ぢやうご うしろ 精力エネルギー 言伝ことづか たまた 大谷おほたに がは うす をか 鞺鞳だうたうふ 中部なかつぺ あめ むすめ いへ 山脈さんみやく 東下あづまくだ 秤量しやうりやう 面帕ヴエール 佐太さた 偃松はひまつ 南瓜かぼちや あま 屋棟やね 岩脈ダイク 川楊かはやなぎ しな 日記につき 水神すゐじん 温田ぬくだ 濃青こさを 熊野ゆや かはら あな むら もや みよし 菊川きくがは ござ 蓼太れうた 街道かいだう 褶曲フオールヂング 西行さいぎやう 覊旅きりよ すか 遠州ゑんしう 久根くね 俊基としもと たま 公達きんだち めぐ 宗行むねゆき 小夜さよ 山室やまむろ 峡流カニヨン 峯巒ほうらん 川田かはだ 急灘きふたん 慄気おぞげ 押進あふしん 斑染まだらぞめ 新滝にひだき 時又ときまた 朝臣あそん 業平なりひら ほばしら かい てすり 水屑みくず 水沫しぶき 法師ほふし 海豚いるか ひた 満島みつしま とろ 火筒ほや 無辜むこ 白金プラチナ 眼晴ひとみ 窪魔あま やつ 米突メートル 粟代あはしろ 糀屋かうじや 絲楯いとだて 翡翠ひすい 萱草かんぞう くず よもぎ