“街道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいどう71.6%
かいだう18.5%
がいだう3.7%
とおり2.5%
みち2.5%
ロウド1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしくるまうえせられて、ながあいだらぬ街道かいどうをガラガラとかれていったのであります。
子供の時分の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
関山峠はもうそのころは立派な街道かいどうでちっとも難渋しないけれど、峠の分水嶺を越えるころから私の足は疲れて来て歩行がはかどらない。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
吉野口で乗りかえて、吉野駅まではガタガタの軽便鉄道けいべんてつどうがあったが、それから先は吉野川に沿うた街道かいどうを徒歩で出かけた。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
王子わうじ街道かいだう横切よこぎつて、いよ/\深大寺じんだいじちかつたのが、午後ごゞの五ぎ。
旅亭やどや禿頭はげあたまをしへられたやうに、人馬じんば徃來ゆきゝしげ街道かいだう西にしへ/\とおよそ四五ちやう
そして、變化へんくわのない街道かいだう相變あいかはらず小川をがは沿うて、たひら田畑たはたあひだをまつぐにはしつてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
たゞ街道がいだう郷村きやうぞん児童ぢどう年十五八九已上におよものおの/\柳の枝を取り皮を木刀ぼくたう彫成きざみなし
街道がいだうたけ高きけやきの並木に迷ひ、
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
たゞ街道がいだう郷村きやうぞん児童ぢどう年十五八九已上におよものおの/\柳の枝を取り皮を木刀ぼくたう彫成きざみなし
宿屋を出て、町の街道とおりにくると、出たところに白い布の垂幕たれまくをおろした、小さな箱形の馬車が二台並んでいた。
遠野へ (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
午前九時、前の街道とおりに馬車が来た。
旅からのはがき (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
町の恰度中央なかほどの大きい造酒家さかやの前には、往来に盛んに篝火かがりを焚いて、其周囲めぐり街道みちなりに楕円形な輪を作つて、踊が初まつてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
と遠くの街道みちからこのとき捨て台詞ぜりふの流れてくるのに、振りかえってみれば。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この先のスタンレイ街道ロウドの丁字形の個処で、「その男」は、ドロシイの鼻にコロロフォルムを当てがって、意識を失っている身体を抱えて柵を越え、この小川の岸まで運んで来たのだろう。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
グリイスンとマッカアセイは、その足で自動車を走らせて、シュナイダア夫人が、問題の自動車はディクシイ国道をスタンレイ街道ロウドへ曲って南の方へ急ぎ去ったと言ったのを頼りに、直ぐその通りに辿ってみた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
兎に角、そんな印象を受けて、シュナイダア夫人はドロシイが途中で誰か近処の人の自動車にでも乗せて貰って帰って来たのだろうと思ったが、その儘自動車は再び南へ走って、ロレイン街から四分の一哩程隔たったスタンレイ街道ロウドへ出ると、西を指して疾駆し去った。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)