“街道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいどう71.1%
かいだう18.9%
がいだう4.4%
とおり2.2%
みち2.2%
ロウド1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関山峠はもうそのころは立派な街道かいどうでちっとも難渋しないけれど、峠の分水嶺を越えるころから私の足は疲れて来て歩行がはかどらない。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
同月どうげつ二十八にちには、幻翁げんおう玄子げんしとの三にん出掛でかけた。今日けふ馬籠方まごめがた街道かいだうひだりまがつた小徑こみち左手ひだりてで、地主ぢぬしことなるのである。
たゞ街道がいだう郷村きやうぞん児童ぢどう年十五八九已上におよものおの/\柳の枝を取り皮を木刀ぼくたう彫成きざみなし、皮を以またほか刀上たうしやうまと用火ひにて焼黒やきくろめ皮をもつて黒白のもやうわかつ、名づけて荷花蘭蜜こばらみといふ。
宿屋を出て、町の街道とおりにくると、出たところに白い布の垂幕たれまくをおろした、小さな箱形の馬車が二台並んでいた。
遠野へ (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
町の恰度中央なかほどの大きい造酒家さかやの前には、往来に盛んに篝火かがりを焚いて、其周囲めぐり街道みちなりに楕円形な輪を作つて、踊が初まつてゐる。輪の内外うちそとには沢山の見物。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
問題の自動車はディクシイ国道をスタンレイ街道ロウドへ曲って南の方へ急ぎ去ったと言ったのを頼りに、直ぐその通りに辿ってみた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)