“及”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
およ65.4%
および23.4%
およぼ3.0%
し1.7%
およば1.3%
およん1.3%
シ0.9%
かな0.4%
きゅう0.4%
とも0.4%
また0.4%
オヨ0.4%
オヨビ0.4%
マタ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お螻(けら)殿(どの)を、佛(ほとけ)さん蟲(むし)、馬追蟲(うまおひむし)を、鳴聲(なきごゑ)でスイチヨと呼(よ)ぶ。鹽買蜻蛉(しほがひとんぼ)、味噌買蜻蛉(みそがひとんぼ)、考證(かうしよう)に及(およ)ばず、色合(いろあひ)を以(もつ)て子供衆(こどもしう)は御存(ごぞん)じならん。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
教育といえばおもに学校教育であるように思われますが、今私の教育というのは社会教育及(および)家庭教育までも含んだものであります。
教育と文芸 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
博文館にてはそれだけにてはこの損失はつぐなひがたし出版契約書の第何条とやらに原稿につきて不都合のことあり発行者に迷惑を及(およぼ)したる時は著作者はその責任を
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
されどオリアーコにて追ひ及(し)かるゝとき、若しはやくラ・ミーラの方(かた)に逃げたらんには、我は息通(いきかよ)ふかなたに今もありしなるべし 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
流し父事御仕置になりしは是非に及(およば)ず然(さり)ながら其人殺盜賊は彦兵衞に之なく外にあるにより此段御公儀へ訴へ父が汚名(をめい)を雪(すゝ)ぎ申度何卒御執計(おとりはから)ひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
兼吉と彼(か)の婦人とは幼少時代からの許嫁(いひなづけ)であつたのです、然(しか)るに成人するに及(およん)で、婦人の母と云ふが、職工風情(ふぜい)の妻にしたのでは自分等の安楽が出来ないと云ふので
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
山背(ヤマシロ)にい及(シ)け 鳥山。い及(シ)けい及(シ)け。わが愛妻(ハシヅマ)に い頻(シキ)逢はむかも
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さすがに人に誇っておりました源の怪力も、恋の力には及(かな)いません。源は怒の為に血を注いだようになりまして、罵(ののし)って見ても、叱って見ても、狂乱(くるいみだ)れた馬の耳には何の甲斐(かい)もない。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
年三十に近くして、愚庵(ぐあん)の及(きゅう)和尚に径山(けいざん)に従って禅学を習う。暇(いとま)あれば内外の典籍を披閲(ひえつ)して以(もっ)て才識に資す。因って河南(かなん)の二程先生(にていせんせい)の遺書と新安(しんあん)の晦庵朱先生(かいあんしゅせんせい)の語録を観(み)る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
芳葩及外仮 芳(かんば)しき葩(はな)は及(とも)に外仮(げけ)なり
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
文渓堂(ぶんけいどう)及(また)貸本屋などいふ者さへ聞知りて皆うれはしく思はぬはなく、ために代写すべき人を索(たずぬ)るに意に称(かな)ふさる者のあるべくもあらず云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
先ニハ、捕ヘ奉レトノ沙汰、再三ニ及(オヨ)ブモ向後ニオイテハ、須(スベカ)ラク、誅戮(チユウリク)シ奉ルモ、構(カマ)ヒナシ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浅野内匠頭儀、吉良上野介ヘ刃傷ニ及(オヨビ)両人共取糺中(トリタダシチュウ)ニ付諸供方(ショトモガタ)騒動致ス間敷者也(マジキモノナリ)
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南部津軽松前及(マタ)は、蝦夷等に産(イデク)るはその花、鐘の大さに過ぎ、茎の周四五寸、葉の径三尺許りもて、傘に代て急雨を防ぐといふ。南部にては其茎を
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)